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2020年にみた映画たちのざっくり備忘録④

ざっくり備忘録つづき。

31.千年女優
とってもチャーミングな作品。監督お得意の、実際に起こっていることと幻想の境目の曖昧さが女優の物語にハマってた。散々彼に焦がれるのを観た後に聞く最後のセリフ、「だって私、あの人を追いかけてる私が好きなんだもの!」が最高に爽快。

32.スウィングキッズ
彼らの燃えるような輝きと、あまりにも悲しすぎる終焉のコントラストが辛かった。チームのみんなが愛おしくて…アメリカツアー実現して欲しかったな。私もタップシューズであの音出してみたい。

33.82年生まれ キム・ジヨン
あらゆる生きづらさが提示されてたけど、ただコーヒーを飲んでいるだけで、主婦は楽でいいよね!と無遠慮な視線が刺さるシーンの辛さったら…。ささやかな息抜きさえ許されないと思うと追い詰められてしまうよねと。コン・ユ演じる夫のなんの悪気もない、なんなら一見優しい寄り添い方が絶妙に地獄を加速させてた。

34.BREAK THE SILENCE
I-LANDきっかけでうっかり大好きになってしまったBTSのドキュメンタリー。これだけは観た後に長編感想を書いたから後日気が向いたらあげることにする。

35.望み
息子が生きているけど犯罪者。もしくは被害者で既に亡くなっている。どう転んでも最悪な状況で家族はどちらを望むのか。自分に子どもがいたらどちらを望むんだろうか…。妹の正直で切実な望みがやるせなかった。

36.君の瞳が問いかけている
さすがに偶然が重なりすぎなのでは!?と野暮なことを思ってしまったけど、吉高由里子のチャーミングさと横浜流星のちょっと影のある感じが役にぴったりハマってて良かった。

37.罪の声
無自覚なまま罪を着せられてしまった子どもたちの苦しみをみて、ニュース等で知る事件の裏側で人知れず苦しんでいるかもしれない人のことを思った。小栗旬星野源のバディもの、また観たい。

38.パピチャ
好きな服を好きなように着るのが命懸けの行為になってしまう状況でファッションショーを敢行する主人公の、逃げもせず腐りもしない揺らぎないパッションがかっこいい。仲間の女の子たちも皆アツいものを持っている子たちで、無慈悲な暴力を憎く思った。

39.魔女見習いを探して
世代ドンピシャなのでOPでもう涙。主人公たちの悩みもなかなかシビアで、ちょっといいなと思った男の子のSNSの使い方が…とかすごい絶妙なところついてた。みんな実はそれぞれ自分だけの魔法を持ってるんだよ、という締めくくりに単純だが元気が出た。広い層に向けた物語も作れただろうに、ターゲット層ド真ん中に直球を投げてくれた製作陣に感謝。

40.ウルフ・ウォーカー
物語はもちろん、アニメーションが本当に素敵な作品。曲線・直線の使い方や色味が好き。起きてる間は人間で、寝ている間は狼なんてちょっと憧れてしまう。こんな住宅街で狼になったところで…って感じやけど。


とりあえずここまで。あとひといき〜!